原田否可立の川柳雑記帳

一進流珈琲屋焙煎人 原田否可立の川柳等を書きます
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肉食系

レースのカーテンも東大までの人

東大までの人を除染してあげる

あなたのもノーベル平和賞はとれる

抽象の極楽に私はいません

放射能たちが笑ってごまかしている
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3-11

平成の関東軍も熱くなる

雨季憂きとまた溢れ出す汚染水

氷らせて止まったことにしていいの

プルトニューム160トンもアンダーコントロール

最終処分場は太平洋になる予定

最終はないのに中間処分場

それほど優秀ではないヒットラーになれる
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ゼロ

日本国憲法前文はゼロ

恋にも二進法にもゼロはある

ゼロ君と呼ぶゼロ君が振り返る

ゼロはゼロでも身を捨てるほどのゼロ

もう一度だけ許そうセクシーなゼロ

ゼロだから見切りの技は持っている

ゼロとゼロの間で尻を振るあそび

マリオネットがゼロだなんていけない人

ゼロだけが平等趣味は眠ること

ダンサーはゼロを目指している笑い

元気でナと死人に言うゼロ

芸術点ゼロのパーソナルベスト

技術点ゼロくねくねくねくね穴子
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化ける

仁義礼智信の順に化ける

君が代の君はYOUだと言うのんき

二度押すと消える二進法の恋

中高一貫校で養殖した平目

穴は迷いの天上天下唯我独尊

東西から南北へ十字切るどくだみ

 

 

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金魚

湯たんぽも金魚もブリキ 勝つまでは

 

ビニール袋が終の棲家だった金魚

 

乳房には金魚の刺青が似合う

 

万能調味料で夫婦を味会う

 

少なくとも愛よりは澄み切ったピザ

 

5年生きた金魚は秘密保護法違反

 

冷凍保存の精子が全部一度に溶ける

 

点滅信号強いニッポン日章旗

 

養殖ハマチだから博打に負けました

 

風呂桶で飼う破調の金魚

 

金魚すくいの金魚のように自由律

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婚外子

婚外子の権利は少子化対策

 

全身麻酔世阿弥陀の能に後場がある

 

靖国の平和利用をする祭

 

祭という祭に罪はなけれども

 

信教の自由祭という祀り

 

ロボットの養殖川柳の切れ字

 

海馬のあたりに養殖ボケのチョコレート

 

ロボットがヒュウマニズムをすぐ覚え

 

金魚の調理法は特定秘密

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まつり

善悪を行き交う正義のような祭

 

あの手つきも指先も新聞のコラム

 

成立までは乱用しない秘密法

 

犯人は家族の中にコマーシャル

 

横殴りの雨を冒涜するまつり

 

生と死を乳房で繋ぐもがり笛

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ノーベル賞

ノーベル賞を狙える位置にせんりゅう

分からない句は無視せよ電子レンジ

瞬間芸の甘さで汚れてしまう

一律に割礼集団的自衛権

芸術性に逃げると引き返せない

男はそれを芸術に高めてしまう

駄洒落のように男の脳の処方箋

点を打って濁す日本語のこころ

証言を狂言としてプレイボール

早い者に知らない者が勝つレース
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ノラ

汚染水をノラと名付けるアンダーコントロール

死ぬまで女 死んで男になるハナシ

テンポとリズム背中合わせに寝るベッド

男の好みは変わった中也のテンポ

ノラはびしょ濡れのコートを脱がない

ダンサーの真ん中にノラが居たという

男には八百屋お七を救えない

300Gの秋は男のものだろうか
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否定

安保の範囲

安保の範囲で開く染色体地図
龍と寝て鱗を爪先で弾く

発泡酒に酔って人生いろいろ

足抜けの跡すっぽりと雨蛙

女とはさらさら男とはぱらぱら

言葉はすべて沈む放射性廃棄物

翻訳調の軽さで核の最終処分場

自分で全部脱ぐ藁葺き屋根らしく

冬の痴漢恋のできない男を殺す

俺の大腸にもシェールガス油田

紙おむつの歴史は浅い司法取引

静脈の隠し切れない天城越え

腕の先に指があって地味だと言う

順不同前句付け句を入れ替える

雪は日本語で性のない名刺

ブロークンイングリッシュHRの鉛筆

言葉はあらゆる想像力を殺ぐ
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