熱い
あこがれのゼロを怖れているのかも
穴を抱えてゼロの宿命的ポーズ
安楽死の条件にただ頷く
ページの角を折り曲げる解釈改憲
フリーズドドライ製法の恋だろう
紙の舟琵琶湖に浮かぶ二人きり
和紙も洋紙もギャザーの部分は痒い
もともとが両刀使い紙コップ
割れたるは崩れたるより熱きかな
穴を抱えてゼロの宿命的ポーズ
安楽死の条件にただ頷く
ページの角を折り曲げる解釈改憲
フリーズドドライ製法の恋だろう
紙の舟琵琶湖に浮かぶ二人きり
和紙も洋紙もギャザーの部分は痒い
もともとが両刀使い紙コップ
割れたるは崩れたるより熱きかな
この記事に対するコメント
ふーん・・ゼロってホントよくわかんない。
たくさんくっついてどや顔をしたり、たったひとつでこちらをじっと見ていたり。
あこがれに似ていると思えば納得がいく。
もう憧れているだけでいいのであって、近づきすぎるのは禁物、近頃よく分かってきた。
まあアザミのような物だと思えばいいのかもしれないね。
世の中騒がしいけれど、この紙の船はなんとはかなくうつくしいことでしょう。
何もかも忘れて、もうすぐ沈む今を共有出来る人がいれば・・
もし今日だけでこの世が終わりだとしたら、あなたは誰とどこで過ごしますか。
愚問のような質問があったけど
この句はその答えでしょう。
崩れると割れるを比べてみようという試み。
熱量が違う、思いが違う、覚悟が違う、季節も違う。
どんどん変わってゆく砂絵の中で回復してゆくのを感じているような「崩れる」。
鉄を鉄で割るようなひどい別れ方なんか想像してしまう「割れる」。
他のポーズは無理です。生まれたときからこの形なんだから。
そこへゆくと私たちは恵まれている。いろいろ選べるんだからね。
それでも選ばす誰かの言うとうりのポーズで一生を終える人もいて・・ほんとにもったいない。
「おのぞみですか?」
「では魂を頂くことになっておりますが、それでよろしいでしょうか」
「この書類に判を頂けますか」
「時期は決めないことにしましょう」
「明日かも知れない、十年後かも、もっと後かも。スリリングな日々が始まりますよ」
「今まで以上に楽しんで下さいますように」
すごーく簡単、とんでもなく危険、泳げないのに冬の川へ飛び込んで誰かを助けようなんて!ホンキ?
おもてなしの国では地下で武器も作られているとか。
お金のために外国の誰かが死んでもかまわないというこころが育っているとか。
怖いお話が育ちつつあるそうです。
フリーズドライの珈琲ってものもあるにはある。
そういう物があると言うことは知っている、くらいでとどめよう、と伊丹十三さんが書いていた事があった。
簡単にできてしまうことに満足の深みは期待できないのだろうと思う。
「やっぱり無理だった」あっけらかんと別れる
のはやはりもともとが粉だったのが原因だろう。
ギャザーの作り方を習った時は「おもしろい!」と夢中になりました。
荒くミシンを掛けて糸を引っ張るだけ。
すきな長さにギャザーを寄せてかわいいスカートの出来上がり。
紙の場合はどうやって作るのだろう?
それを考えるだけでかゆいような心もちになるのは不思議です。
「かゆい」についての恐ろしい話を聞いた。普通の「かゆい」とは違う
「皮膚の奥の方がかゆくてかゆくて・・」かいてもかゆみが止まることはないのだそうで。生体肝移植か透析かになるとか。
「泣く」ことで排出できる悲しみなどは草花のようなものかも。